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【歯科医監修】インプラントのメリット・デメリット完全ガイド|治療前に知るべき全知識

【歯科医監修】インプラントのメリット・デメリット完全ガイド|治療前に知るべき全知識|あおぞら歯科おとなこども矯正歯科|長野市で歯科の幅広い治療ならあおぞら歯科おとなこども矯正歯科

目次

インプラント治療を検討されている方へ

「入れ歯が合わなくて食事が楽しめない」「ブリッジで健康な歯を削るのは抵抗がある」・・・そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。

歯を失ってしまったとき、どのような治療法を選ぶべきか迷われるのは当然のことです。インプラント治療は「第3の歯」とも呼ばれ、天然歯に近い噛み心地と見た目を取り戻せる治療法として注目されています。

しかし、外科手術が必要であることや費用面での不安、治療期間の長さなど、気になる点も多いでしょう。私は日本口腔インプラント学会の専門医として、これまで数多くの患者さまのインプラント治療に携わってきました。その経験から、治療を受ける前に正しい知識を持つことの重要性を強く感じています。

この記事では、インプラント治療のメリットとデメリットを包括的に解説し、あなたが納得のいく治療選択ができるようサポートいたします。

インプラントとは何か|基本的な仕組みを理解する

インプラント治療とは、失った歯の代わりに人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。

インプラントの3つの構造

インプラントは主に3つの部分から構成されています。

  • インプラント体(人工歯根):チタンまたはチタン合金製で、顎の骨に直接埋め込まれる部分です
  • アバットメント(連結部):インプラント体と上部構造をつなぐ部分で、チタンやジルコニアなどの素材が使われます
  • 上部構造(人工歯):実際に見える歯の部分で、セラミックやハイブリッドセラミックなどで作られます

これらの部品が一体となって機能することで、天然歯に近い見た目と噛み心地を実現します。

オッセオインテグレーション|骨と結合する仕組み

インプラント治療の成功の鍵となるのが「オッセオインテグレーション」という現象です。これは、チタン製のインプラント体が顎の骨と直接結合する生体反応を指します。

1960年代にスウェーデンの研究者ブローネマルク博士によって発見されたこの現象により、インプラントは顎の骨としっかりと一体化し、長期的な安定性を得ることができます。治癒期間中に骨がインプラント表面に成長し、強固な結合を形成するのです。

この結合には通常2〜6ヶ月程度の期間が必要となりますが、この待機期間が長期的な成功率を高める重要な要素となっています。

インプラント治療の7つのメリット

インプラント治療には、他の治療法にはない多くの利点があります。

1. 天然歯に近い噛み心地を実現

インプラントは顎の骨に直接固定されるため、天然歯とほぼ同等の咀嚼力を発揮します。入れ歯の場合、天然歯の20〜30%程度の咀嚼力しか得られないとされていますが、インプラントでは硬い食べ物もしっかりと噛むことができます。

食事の楽しみを取り戻せることは、生活の質を大きく向上させる要素です。

2. 周囲の健康な歯を守る

ブリッジ治療では、失った歯の両隣の健康な歯を削る必要があります。一方、インプラントは独立した治療法のため、周囲の歯に負担をかけません。

健康な歯を削らずに済むということは、長期的な口腔内の健康維持において非常に重要なポイントです。

3. 自然で美しい見た目

上部構造にセラミックなどの審美性に優れた素材を使用することで、天然歯と見分けがつかないほど自然な仕上がりを実現できます。特に前歯部では、歯茎のラインや色調まで細かく調整することが可能です。

笑顔に自信を持てることは、社会生活においても大きなメリットとなります。

4. 顎の骨の吸収を防ぐ

歯を失うと、その部分の顎の骨は徐々に痩せていきます。入れ歯では骨の吸収を防ぐことはできませんが、インプラントは噛む力が骨に伝わるため、骨の維持に貢献します。

これにより、顔貌の変化を防ぎ、若々しい印象を保つことができます。

5. 長期的な安定性と耐久性

適切なケアとメンテナンスを行えば、インプラントは10年以上、場合によっては一生涯使用できる可能性があります。研究によれば、10年以上の生存率は95%以上と報告されています。

初期費用は高額ですが、長期的に見ればコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。

6. 発音や会話への影響が少ない

入れ歯の場合、装置が動いたり、厚みがあったりすることで発音に影響が出ることがあります。インプラントは固定式で天然歯に近い形状のため、発音や会話に支障をきたすことがほとんどありません。

日常のコミュニケーションを自然に楽しめることは、生活の質に直結します。

7. 取り外しの手間がない

入れ歯のように毎日取り外して洗浄する必要がなく、天然歯と同じように歯磨きでケアできます。これにより、日常生活における煩わしさが大幅に軽減されます。

インプラント治療の5つのデメリット

メリットが多いインプラント治療ですが、デメリットも正しく理解しておく必要があります。

1. 外科手術が必要

インプラント治療では、顎の骨にインプラント体を埋め込むための外科手術が必要です。局所麻酔下で行われるため痛みは最小限に抑えられますが、手術に対する不安や恐怖を感じる方もいらっしゃいます。

当院では、痛みや恐怖心に配慮した治療環境を整え、必要に応じて静脈内鎮静法などの選択肢もご用意しています。

2. 治療期間が長い

インプラント治療は、骨とインプラント体が結合するまでの治癒期間が必要なため、通常3〜7ヶ月程度の期間がかかります。骨造成が必要な場合は、さらに期間が延びることもあります。

すぐに治療を完了させたい方にとっては、この期間が負担に感じられるかもしれません。

3. 費用が高額

インプラント治療は基本的に自費診療となるため、1本あたり30〜50万円程度の費用がかかります。複数本の治療が必要な場合、経済的負担は大きくなります。

ただし、医療費控除の対象となるため、確定申告により一部の費用が還付される可能性があります。

4. 全身状態による制限

重度の糖尿病や心疾患、骨粗鬆症などの全身疾患がある場合、インプラント治療が適応できないことがあります。また、成長期のお子さまには適用できません。

治療前の詳細な検査とカウンセリングで、適応可能かどうかを慎重に判断します。

5. メンテナンスが不可欠

インプラントは虫歯にはなりませんが、清掃不良により「インプラント周囲炎」という歯周病に似た炎症を起こすリスクがあります。これを防ぐには、毎日の丁寧なセルフケアと、1〜4ヶ月ごとの定期メンテナンスが必須です。

メンテナンスを怠ると、せっかくのインプラントを失う可能性もあるため、継続的なケアへのコミットメントが求められます。

インプラント治療の流れ|6つのステップ

実際のインプラント治療がどのように進むのか、標準的な流れをご説明します。

ステップ1:検査・カウンセリング

まず、レントゲンやCT撮影により、顎の骨の状態、神経や血管の位置を3次元的に評価します。その後、治療方法、期間、費用について詳しくご説明し、患者さまのご希望や不安をお聞きします。

納得いただけるまで何度でもご相談いただけますので、遠慮なくご質問ください。

ステップ2:術前クリーニング

手術の成功率を高めるため、口腔内の環境を整えます。虫歯や歯周病がある場合は先に治療を行い、感染リスクを最小限に抑えます。

ステップ3:インプラント手術

局所麻酔下で、顎の骨にインプラント体を埋め込みます。症例に応じて1回法(1回の手術で完了)または2回法(2回に分けて手術)を選択します。

当院では、歯科用CTデータをもとにしたガイデッドサージェリーを採用し、計画通りの位置に正確にインプラントを埋入します。

ステップ4:治癒期間

インプラント体と骨が結合するまで、通常2〜6ヶ月の治癒期間を設けます。この間、仮歯を装着することで、見た目や噛む機能を維持します。

ステップ5:人工歯の製作・装着

骨との結合が確認できたら、型取りを行い、患者さま一人ひとりに合わせた上部構造(人工歯)を製作します。噛み合わせや色調を細かく調整し、最終的に装着します。

ステップ6:定期メンテナンス

治療後は、1〜4ヶ月ごとに定期メンテナンスを行います。専門の歯科衛生士が清掃状態をチェックし、必要に応じてクリーニングやレントゲン評価を実施します。

長期的な安定のためには、このメンテナンスが非常に重要です。

骨が足りない場合の対応|骨造成治療

「骨が少ないからインプラントは難しい」と他院で言われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、骨造成という技術により、多くのケースで対応可能です。

GBR(骨誘導再生法)

骨の厚みや高さが不足している部分に、人工骨や自家骨を填入し、特殊な膜で覆うことで骨の再生を促す方法です。

上顎洞底挙上術(サイナスリフト・ソケットリフト)

上顎の奥歯部分は、上顎洞という空洞があるため骨の高さが不足しがちです。この場合、上顎洞の底部を持ち上げて骨を造成する手術を行います。

これらの処置により、以前は不可能とされていたケースでもインプラント治療が可能になっています。

インプラント周囲炎を防ぐために

インプラントを長持ちさせる最大の敵が「インプラント周囲炎」です。

これは、プラーク(歯垢)の蓄積により、インプラント周囲の歯茎や骨に炎症が起こる状態です。進行すると骨が溶け、最悪の場合インプラントが脱落することもあります。

予防のための3つのポイント

  • 毎日の丁寧なセルフケア:歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、インプラント周囲を清潔に保ちます
  • 定期的なプロフェッショナルケア:専門家による定期的なクリーニングとチェックが不可欠です
  • 禁煙:喫煙はインプラント周囲炎のリスクを大幅に高めるため、禁煙が強く推奨されます

当院では、患者さま一人ひとりに合わせたセルフケア指導を丁寧に行い、長期的なサポート体制を整えています。

インプラント・入れ歯・ブリッジの比較

歯を失った際の治療法には、インプラント以外にも入れ歯やブリッジがあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

噛む力

インプラントは天然歯とほぼ同等の咀嚼力を発揮します。ブリッジも比較的良好ですが、入れ歯は天然歯の20〜30%程度にとどまります。

周囲の歯への影響

インプラントは独立しているため周囲の歯に負担をかけません。ブリッジは両隣の歯を削る必要があり、入れ歯は金属のバネが隣接歯に負担をかけることがあります。

見た目の自然さ

インプラントとブリッジは審美性に優れています。入れ歯は金属のバネが見えることがあり、審美面でやや劣ります。

治療期間

入れ歯とブリッジは数週間〜2ヶ月程度で完成しますが、インプラントは3〜7ヶ月程度かかります。

費用

保険適用の入れ歯やブリッジは比較的安価ですが、インプラントは自費診療で高額です。ただし、長期的な耐久性を考慮すると、コストパフォーマンスは優れています。

どの治療法が最適かは、患者さまの口腔内の状態、ライフスタイル、ご希望によって異なります。

あおぞら歯科のインプラント治療の特徴

当院では、安全性・正確性・長期安定性を追求したインプラント治療を提供しています。

日本口腔インプラント学会認定資格保有

私は日本口腔インプラント学会の専門医資格を有しており、豊富な経験と最新の知識に基づいた治療を行っています。担当する歯科衛生士も同学会の認定資格を持ち、チーム全体で高品質な治療を提供します。

歯科用CTとシミュレーションによる精密診断

3次元的なCT画像により、骨の状態、神経や血管の位置を正確に把握します。さらに、コンピューターシミュレーションで手術計画を綿密に立て、安全性を最大限に高めています。

ガイデッドサージェリーによる正確な埋入

シミュレーションデータをもとに作製したサージカルガイドを使用することで、計画通りの位置・角度・深さにインプラントを埋入できます。これにより、手術の精度が飛躍的に向上します。

徹底した感染対策

器具の滅菌・消毒はもちろん、空調・換気管理まで徹底し、清潔な手術環境を維持しています。

審美性・機能性・清掃性を考慮した設計

見た目の美しさだけでなく、噛みやすさ、お手入れのしやすさまで総合的に考慮した上部構造を設計します。

専門衛生士による長期メンテナンス

治療後も専門知識を持つ歯科衛生士が継続的にサポートし、インプラントの長期安定を実現します。

まとめ|インプラント治療で人生の質を高める

インプラント治療は、失った歯の機能と見た目を取り戻すだけでなく、食事の楽しみ、会話の自信、笑顔の喜びを取り戻す治療です。

外科手術が必要であることや費用面でのハードルはありますが、適切なケアにより長期的に安定した結果が期待できます。一方で、メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎のリスクがあることも忘れてはいけません。

当院では、丁寧な診査診断から安全な手術、そして術後のメンテナンスまで一貫してサポートいたします。「骨が少ない」「全身疾患がある」といった理由で他院で断られた方も、まずはご相談ください。

インプラント治療に関する疑問や不安があれば、どんな小さなことでもお気軽にお聞かせください。あなたに最適な治療法を、わかりやすくご提案いたします。

あおぞら歯科おとなこども矯正歯科では、無料カウンセリングを実施しています。まずはお気軽にお問い合わせください。

著者情報

あおぞら歯科おとなこども矯正歯科 院長

小島 史雄

あおぞら歯科おとなこども矯正歯科、小島史雄院長

経歴

2017年3月 日本大学歯学部卒業

2017年~2025年 埼玉県越谷市 浅賀歯科医院 副院長勤務

2022年~2024年 千葉県柏市 柏いろは歯科おとなこども歯科 非常勤勤務
2025年 あおぞら歯科おとなこども矯正歯科

所属学会

日本口腔インプラント学会 専門医

日本歯周病学会

日本インプラント臨床研究会

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