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PMTCは何ヶ月ごとに受けるべき?理想の頻度と効果を解説

PMTCは何ヶ月ごとに受けるべき?理想の頻度と効果を解説|あおぞら歯科おとなこども矯正歯科|長野市で歯科の幅広い治療ならあおぞら歯科おとなこども矯正歯科

「PMTCって何ヶ月ごとに受ければいいんだろう?」

歯科医院で定期的なメンテナンスを受けている方なら、一度は疑問に思ったことがあるかもしれません。

PMTCは、プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニングの略で、歯科医師や歯科衛生士が専用の機器を使って行う専門的な歯のクリーニングです。毎日の歯みがきでは落としきれない汚れやバイオフィルムを徹底的に除去することで、むし歯や歯周病を予防する効果が期待できます。

しかし、「どのくらいの頻度で受けるのが理想なのか」「自分の場合は何ヶ月ごとがベストなのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、長野市の「あおぞら歯科おとなこども矯正歯科」院長として、日々多くの患者様の予防歯科に携わってきた経験をもとに、PMTCの理想的な頻度と効果について詳しく解説します。

PMTCとは?プロによる徹底的な歯のクリーニング

PMTCは、Professional Mechanical Tooth Cleaningの頭文字を取った言葉です。

歯科医師や歯科衛生士が専用の機器とフッ化物入り研磨剤を使用して、普段の歯みがきでは落としきれない歯石や磨き残したプラーク(歯垢)を中心に、すべての歯面の清掃と研磨を行います。これにより、むし歯や歯周病になりにくい口腔環境を整えることができます。

PMTCとスケーリングの違い

「歯のクリーニング」と聞くと、スケーリングを思い浮かべる方も多いでしょう。

スケーリングは、スケーラーという器具を用いて歯の表面の歯石を取り除く処置です。一方、PMTCは歯の表面にできた細菌由来のバイオフィルム(細菌の膜)を徹底的に除去し、歯面をツルツルに磨き上げることに重点を置いています。

スケーリングで歯石を除去した後、PMTCで歯の表面のバイオフィルムをさらに除去してツルツルに仕上げるのが、現時点では理想的な予防歯科のアプローチです。

バイオフィルムとは何か

バイオフィルムとは、糖タンパク質のネバネバしたもので、数種類の細菌が増殖した膜状のものです。

台所やお風呂の排水口にあるヌメりと似た性質を持ち、一度形成されると通常の歯みがきでは簡単に落とせません。細菌が塊を形成することで、薬剤や体内の免疫が作用しにくくなり、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。

バイオフィルムは約3ヶ月かけて増殖するため、定期的に歯科医院での除去が必要となります。

PMTCの効果・・・なぜ定期的に受けるべきなのか

PMTCには、むし歯や歯周病の予防だけでなく、さまざまな効果が期待できます。

むし歯・歯周病の予防

PMTCの最大の目的は、むし歯や歯周病の予防です。

バイオフィルムを徹底的に除去することで、むし歯の原因菌であるミュータンス菌や歯周病菌の繁殖を抑えることができます。歯の表面がツルツルになるため、新たな汚れやプラークが付きにくくなり、むし歯や歯周病になりにくい口腔環境を維持できます。

着色汚れの除去と審美性の向上

コーヒーや紅茶、赤ワイン、タバコなどによる着色汚れも、PMTCで除去することができます。

歯本来の自然な白さを取り戻すことができるため、見た目の美しさも向上します。ただし、PMTCはホワイトニングとは異なり、歯を本来の色より白くする効果はありません。歯を明るくしたい場合は、別途ホワイトニング治療が必要です。

口臭の予防

口臭の原因の多くは、口腔内の細菌です。

PMTCで細菌を減らすことで、口臭の原因となるバクテリアの繁殖を抑える効果があります。また、口腔内が清潔になることで唾液の分泌が促進され、口の中が乾燥しにくくなるため、口臭予防にもつながります。

歯質の強化

PMTCの仕上げには、フッ素塗布を行うことが一般的です。

フッ素には歯の再石灰化を促進させる働きがあり、エナメル質を強化してむし歯になりにくい歯質を作ることができます。PMTC後の歯はフッ素が浸透しやすい状態になっているため、効果的に歯質を強化できます。

PMTCは何ヶ月ごとに受けるべき?理想の頻度

「PMTCはどのくらいの頻度で受ければいいのか」という質問をよくいただきます。

一般的には、**3〜4ヶ月に1回**のペースで受けるのが理想とされています。これは、口腔内の細菌が3〜4ヶ月ごとに増殖し、バイオフィルムが形成されるためです。

お口の状態によって頻度は異なる

ただし、理想的な頻度は患者様一人ひとりのお口の状態によって異なります。

むし歯や歯周病のリスクが高い方、喫煙習慣のある方、歯並びが悪い方などは、**1〜2ヶ月ごと**の受診が推奨される場合があります。一方、良好な口腔状態を維持できている方は、半年に1回でも問題ないケースもあります。

リスク別の推奨頻度

以下は、リスク別の推奨頻度の目安です。

  • 1ヶ月に1回(年間12回)・・・むし歯や歯周病への抵抗力が弱い方、全身疾患(高血圧、糖尿病、動脈硬化など)をお持ちの方、毎日の歯みがきに時間をかけられない方
  • 2ヶ月に1回(年間6回)・・・むし歯や歯周病への抵抗力が通常レベルの方
  • 3〜4ヶ月に1回(年間3〜4回)・・・むし歯や歯周病への抵抗力が強い方、良好な口腔状態を維持できている方

当院では、患者様のむし歯・歯周病のリスク評価を行い、年齢、生活習慣、歯並び、リスク因子などを丁寧に評価したうえで、最適なメンテナンス頻度をご提案しています。

特別なケアが必要な方

以下のような方は、より頻繁なPMTCが推奨されます。

  • 歯列矯正中の方・・・矯正装置があると汚れが溜まりやすく、むし歯や歯周病のリスクが高まります
  • 詰め物や被せ物が多い方・・・補綴物の周囲には細菌が溜まりやすく、むし歯のリスクが高まります
  • インプラント治療を受けた方・・・インプラント周囲炎を予防するため、1〜2ヶ月ごとのメンテナンスが推奨されます
  • 歯周病の既往がある方・・・歯周病は再発しやすいため、定期的なPMTCが重要です

あおぞら歯科の予防歯科・・・個別設計のメンテナンス

当院では、「決まった処置をするだけ」の予防歯科ではなく、患者様一人ひとりに合わせた予防プログラムを組み立てています。

エアフローを保険診療で提供

通常は自由診療で行うことが多い「エアフロー(パウダーメンテナンス)」を、当院では保険診療で提供しています。

エアフローは、鋭利な器具を使わず、細かなパウダーを吹き付けて汚れを落とすため、歯や歯ぐきへのダメージが少なく、バイオフィルムや着色を短時間で除去できるという特徴があります。痛みが苦手な方やお子様にも人気の予防方法です。

セルフケアとプロケアの両立

むし歯や歯周病の多くは、毎日のセルフケアだけでは防ぎきれません。

当院では、毎日の歯みがき(セルフケア)と専門的クリーニング(プロフェッショナルケア)の両立を徹底してサポートします。家でのケア方法、歯ブラシ・歯間ブラシの選び方、磨き方の癖まで細かくアドバイスし、「家に帰ってから何をすればいいのか」が明確になるため、継続しやすい予防習慣が身につきます。

専門的なプロケアの内容

当院で受けられる専門的なプロケアには、以下のようなものがあります。

  • PMTC(プロによる徹底クリーニング)・・・専用機器で歯ブラシでは落ちない汚れやバイオフィルムを除去
  • スケーリング(歯石除去)・・・歯周病の原因となる歯石を専用器具で徹底除去
  • エアフロー・・・パウダーを吹き付けて、こびりついた汚れや着色を短時間で除去
  • フッ素塗布・・・エナメル質を強化し、初期むし歯の修復も期待できる

まとめ・・・定期的なPMTCで「削らない・抜かない未来」を

PMTCは、むし歯や歯周病を予防し、生涯ご自身の歯を守るために欠かせない予防歯科の柱です。

一般的には3〜4ヶ月に1回のペースが理想ですが、お口の状態やリスク因子によって最適な頻度は異なります。大切なのは、「自分に必要な予防」を受けることです。

当院では、患者様一人ひとりのお口の状態を丁寧に評価し、最適なメンテナンスプランをご提案しています。エアフローを保険診療で提供し、セルフケアとプロケアの両立を徹底してサポートすることで、「削らない・抜かない未来」をつくるお手伝いをしています。

「むし歯や歯周病になってから治す」のではなく、「そもそも病気をつくらない口腔環境づくり」を、ぜひ当院で始めてみませんか?

予防は「治療しない未来」への投資です。悪くなる前に定期的にお口の状態を整えることで、将来の治療費や痛みのリスクを大幅に減らすことができます。

長野市の「あおぞら歯科おとなこども矯正歯科」では、患者様一人ひとりに合わせた予防歯科プログラムをご提供しています。PMTCの頻度やお口のケアについてお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

著者情報

あおぞら歯科おとなこども矯正歯科 院長

小島 史雄

あおぞら歯科おとなこども矯正歯科、小島史雄院長

経歴

2017年3月 日本大学歯学部卒業

2017年~2025年 埼玉県越谷市 浅賀歯科医院 副院長勤務

2022年~2024年 千葉県柏市 柏いろは歯科おとなこども歯科 非常勤勤務
2025年 あおぞら歯科おとなこども矯正歯科

所属学会

日本口腔インプラント学会 専門医

日本歯周病学会

日本インプラント臨床研究会

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